アリアンローズ部門 最終選考結果発表

最優秀賞

該当作品なし

優秀賞

「侯爵令嬢は手駒を演じる」

作者:橘千秋

編集部講評

自ら道を切り開いていく主人公に、周囲にいる一癖も二癖もありながらも魅力的な王子様や仲間、ライバルたち。登場人物のエネルギー溢れるキャラクター性は魅力的で、本作は応募作の中でも抜群に輝いていました。ジュリアンナは侯爵令嬢ですが、長所の演技力を活かして教会に潜入捜査するなど、自らが積極的に働いてしまう「仕事がデキる」主人公。その爽快感のある活躍ぶりには強く好感が持てます。
主人公やヒーローの背景には親世代から続く王族、貴族、教会を巻き込む大きな物語が描かれており、とても感情移入しやすいのも高評価でした。一方で多くの人物がストーリーに関わるため、視点や時系列には再構成の余地がありますが、ブラッシュアップして更に読み手を惹き込める作品になることを期待しています。
「自らの力を発揮して活躍する魅力的な主人公」であるジュリアンナは、読者の皆様にも強く共感していただけるものと考えています。

佳作

該当作品なし

編集部総評

この度は第2回ライト文芸新人賞アリアンローズ部門にご応募いただきありがとうございました。
今回の応募作品数は415作品と大変多くの作品と出会うことができ、編集部としても刺激的な選考期間となりました。

編集部内での度重なる選考の末、今回受賞に至った作品は『侯爵令嬢は手駒を演じる』の1本のみ。
『勇者から王妃にクラスチェンジしましたが、なんか思ってたのと違うので魔王に転職しようと思います。』の1本が佳作として受賞した前回同様、残念ながら今回も受賞作は1本となりました。

応募作は独創的な設定の作品からトレンドを読んだ王道的な作品など、バラエティ豊かの一言でした。いずれの作品にも共通しているのが、応募者様の作品に対する愛がストレートに伝わってくるということです。
選考では残念ながら落選せざるを得ない作品でも、「ここをこうすれば」という“あと一歩”の作品がよく見られ、作者様にはぜひ今後も創作活動を続けてほしいと願ってしまう作品も多くありました。

当編集部では、アリアンローズはまず第一に「頑張る女性の“読むサプリ”」になることを命題に日々編集を行っています。ホッと一息入れたいときに手に取り、読み終われば明日からの仕事や家事、勉学を新たな気持ちで頑張ることができる、そんな身近な存在でありたいと願っています。

今回も様々な作品に出会いましたが、アリアンローズとして発売するにあたり、今までの読者様に読んでもらえるかをまず考えました。つまり、主人公に共感できるかに主眼を置き、現実の自分に置き換えやすい、身近な事象に置き換えやすいといった、わかりやすさをかなり重要視して選考させていただきました。ぜひ今後のご応募の際に、ヒントにしていただければ幸いです。

今後もMFブックスと合同で公募賞を開催予定です。開催時期や応募規定は現在両編集部を通して検討中です。詳細は決まり次第、アリアンローズ公式サイトにて発表させていただきますので、引き続きチェックいただけますと幸いです。
今後も皆様よりエネルギッシュでオリジナリティ溢れる、多種多様な作品と出会えることを楽しみにしています。

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